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国語のコツ➀

モジャです。

 

月曜日の補講を始めて、ひと月ほど経ちました。

 

これは、国語の成績を早い段階から伸ばすために始めたもので、

 

通常の授業と違った形でおこなっています。

 

問題を解かせ、

 

その場で採点をし、解きなおしをさせています。

 

こんなやり方は、いつ終わるかもわからず、

 

一人ひとり別個に目をかけなければいけません。

 

ある意味、効率的なやり方ではありません。

 

ひとえに、このやり方をとるのは、

 

子供たちに、一つ一つの問題にしっかりと意識を向けてほしいからです。

 

ただ解説するだけの授業では、聞き流す子も出てきます。

 

「自分から問題に向かう」

 

この意識をもってほしいから、解きなおしをやらせているのです。

 

 

 

補講で一人ひとり、目の前で採点していくと、

 

だんだんと得点力があがってきているのを感じています。

 

2月のはじめごろは、4割ぐらいだった子が6割近くまで上がってきていますし、

 

中には、国語の成績が上がり、周りから「神」と称えられている子もいます。

 

ただ、国語が伸びてきている子も

 

少し伸び悩んでいる子も

 

ちょっとした見落としや読み間違えで失敗しているのも事実です。

 

そんな子たちのために少しずつかもしれませんが、

 

国語のコツを少しずつ書いていこうと思います。

 

 

まず、国語には、算数のように方程式はありません。

 

それにも関わらず、答えはしっかりと定まっています。

 

これはなぜなのか。

 

それは、そこに明確な論理が存在するからです。

 

国語という科目は、問題文を読んで、設問に答える問題です。

 

必ず、「次の文章を読んで、後の問いに答えなさい」と始まります。

 

つまり、国語は問題文に沿って、設問に答える科目という事になります。

 

国語を苦手とする多くの子は、

 

特に、設問、「何を問われているか」が正確に読み取れていないことが多いのです。

 

文章問題で正確に答えをみつけるためには、

 

問題文を読み取る力も必要ですが、

 

それと同様に、設問で何を求められているかを知る力が必要になります。

 

 

もし、設問を読んで、答えがパッと思いつかない場合は、

 

まず、何について問われているのかを考えてください。

 

そして、そのことについて書かれている部分を本文から探してください。

 

そうすれば、答えにたどり着く可能性は、高くなります。

 

 

 

では、何について問われているかを理解するためにどうすればいいのか。

 

そのために大事なことは主語と述語です。

 

設問が何について(主語)聞いているのか

 

そして、設問に主語(例えば、登場人物の名前)が出ているなら

 

その述語にあたる部分(例えば、その時の気持ちや行動)を意識してください。

 

同時に2つを理解することが難しいなら、

 

まずは、主語にあたる部分だけでも意識してください。

 

それだけでも、問題文から探す部分を制限できるはずです。

 

 

 

また、主語と述語を意識することは、

 

問題文と設問の読み取りの両方に効果を発揮します。

 

意外に思うかもしれませんが、国語のできる子というのは、

 

必ず、文章のすべてを明確に理解しているわけではありません。

 

文章を読みながら、知らない言葉や難しい言い回しの意味を予想するのがうまいのです。

 

何が言いたいのかというと、

 

問題文、設問の読み取りで大事なことは、

 

難しい言葉に迷わされず、

 

わかるところを拾っていき、

 

「何について書いているのか」という事を理解しようとすることだということです。

 

そのためのコツとして、主語と述語を意識してほしいと言っているのです。

 

あきらめずに読み解こうとする中で、少しずつ答えへの道筋が見えてくるはずです。