RON進学塾の名前の由来


塾長の「齋藤 諭(さいとう さとし)」です。

この塾が誕生するかなり前の話になりますが 

授業中に私の名前

「諭(さとし)」を「論(ロン)」と

読み間違えた女子がいました。それがクラスで大うけし

その時に、私の呼び方が「ロンちゃん」ということに決定したわけです。

 

その後も、自然に子どもたちに受け継がれ、今日に至っています。

 
平成16年の6月に、この塾は誕生しました。
その時に塾名を考えましたが、 自然に「ロン」が頭に浮かんできました。
 
この塾は、子どもたちに支えられて誕生した塾です。
これからも子どもたちが主役となるドラマが、この塾で繰り広げられることを願っております。

私は、家がたった7軒しかない、山形県の山奥にある、貧しい開拓村で生まれました。
そこで、私は小学3年まで過ごし、その後、私の家族は大阪に引っ越ししました。

私には、2才違いの兄がおります。
開拓村当時は、私は野原を駆け巡る野生児、兄はほとんど 外で遊ぶことがなく
植物図鑑や世界地図などを見ている少年でした。
大阪に引越しした後も、兄は勉強の世界にすんなり入っていき
家では文庫本などをむさぼるように読んでいました。
一方、私のほうは大阪に馴染めず、開拓村に戻り、自然の中で遊ぶことを夢見ていました。      

そして、勉強にはまったく気が向いていませんでした。

ところが、そういう私にも転機が訪れます。
5年生の時の担任であった、角野先生に出会ったことが
きっかけです。
角野先生は、年配の女性教師です。
常に子どもたちのそばにいてくれて
子どもたちをとてもよく「かまう」先生でした。
私にも、特別に問題集をやらせてくれたり
お帰り問題といって算数の問題を出してくれたり・・・
その先生が「かまって」くれることがとても嬉しくて
その先生の言うことを素直に聞くようになっていました。
当時は、中学受験は特殊であり、ほぼ全員が地元の公立中学校に進学します。

私は、入学後に行われた校内一斉テスト(500名ぐらいが受験)で8位になっていました

  卒業後、クラス会で角野先生とお会いした時、先生もそれをご存知でとても喜んでくれました。そして、その頃から勉強の世界が面白く感じるようになっていきました。

当時は、兄との違いをよく考えさせられました。
環境が変わっても、勉強し、成績がとても良い兄でした。
しかし、私は、兄のようにはできないわけです。
私のような普通の子が成長していくためには、人との出会いがあり、
そして、気持ちが伝わる 「かまい」が必要だと思います。
その中で目覚めていくのだと思います。

私は、気持ちのこもった「かまい」こそが、教育の原点だと考えています。
そして、「かまい」が最も必要なのは、小学生時代だと考えています。

 

RON塾物語 その②


 なぜ成績が伸びないのか

 

 成績が伸びない大きな理由は、塾で出される宿題をやることが機能していない場合がほとんどです。

ほとんどの塾では教えたことが身につくように宿題を出します。

カリキュラムがあって、『 授業(解説) ⇒ 宿題 ⇒ 答え合わせ 』 、そして確認テスト、これが勉強のパターンです。

確かに、能力が高い子にとっては、この流れで効果があります (ただし、上位の3分の1ぐらいです)。また、高い能力でないとしても、親塾(おやじゅく)といって、親が子どもの宿題をフォローしている場合も効果があります。ただし、効果があるのは、子どもにある程度の能力があり、子どもが素直な場合に限ります。そうでないと、低学年では問題がないとしても、学年が上がるにつれて、子どもが反発し始め、親子喧嘩が絶えないようになっていきます。

それでも、家で宿題をやることを強制した場合は、子どもにとっては、勉強嫌いが始まり、塾が避難場所になり、授業に集中しないで、塾で息抜きをするようになり、悪循環が始まります。

この様な現状を見てきて、長年考えていることがあります。それは、 『 宿題を超えるもの 』がないかということででした。

宿題よりやる気が出て、効果があるものを考えてきました。

それに対するRON塾の答えは、『 塾で勉強を完結させる』=『親塾』 ということでした。

 

親塾(おやじゅく)を目指して

 

 中学受験を代表する塾は、サピックスです。どうしてサピックスがあのような合格実績を生み出すことができるのかと言えば、まず、能力の高い子たちか大勢いるということです。そして、その能力が高い子たちをフォローする親たちの存在があるということです。確かに、一部の能力的に抜けている子たちは、親のフォローを必要としないで楽しく勉強していると思いますが、多くの子たちは、家庭で親のフォローのもとで勉強しているのです。能力が高く、親のフォローがある。これがサピックスの合格実績を生み出すエネルギーだと思います。

私は、このことからサピックスは、『親塾』だと考えています。親たちが、サピックスのカリキュラムやテキストを利用ししながら、親が子どもを 『かまい』 ながら、上手くフォローしているのだと思います。

私は、このことから、RON塾を 『親塾』にするヒントを得ました。家庭でやることを塾でやらせる。もちろん全てではありませんが、

生徒数を減らし、その方向で『かまい』続けていくと、大手塾から転塾してきた子どもたちのほぼ全員が活き活きと生まれ変わったのです。