· 

法政大学第二中学校

モジャです。

 

先週、法政二中に最近の入試傾向や学校の様子を聞きに行ってきました。

 

 

ここ数年、共学化もあって人気が高まっている学校の一つです。

 

建て替えたばかりの校舎はとてもきれいで、そこにあこがれる子も多い学校です。

 

 

日吉、元住吉、武蔵小杉の周辺に住む子たちにとっては、

 

近くにあることもあり、一度は進学先として候補に挙がるのではないでしょうか。

 

 

大学入試改革や大学の定員制限も重なった結果、

 

実質での競争倍率も5倍、8倍と人気も高まり続けています。

 

 

入試結果を見ると

 

男子よりも女子の定員が少ないために

 

女子の競争率はとても高い状況です。

 

 

もともとは男子校であったため

 

共学化したばかりのころは、

 

学校側もここまで女子の人気が高くなるとは

 

予想していなかったそうです。

 

 

それほどに、現在の法政二中の女子人気は高いものです。

 

 

 

また、10年一貫教育をうたっている通り、

 

法政大学への進学がついているのも魅力です。

 

 

高校受験も受け入れていますが、

 

中学から上がる生徒と高校から入る生徒の間に大きな学力差はなく

 

学校内の授業についていけば

 

大学進学の際に学部選択の時に

 

中学からの入学組が有利、不利になるということもないようです。

 

 

 

ただ、他大学を受験する場合には、

 

学部選択の優先順位が下がる仕組みになっているので

 

大学進学の時は他大学も考えたいと思われているご家庭は注意が必要です。

 

 

 

今年の入試は、

 

首都圏の受験者数も増えたこともあって、

 

人気校の競争倍率はさらに高くなっていました。

 

 

明治大学付属の人気は以前からとても高いものでしたが、

 

中でも明治大学付属中野中学校は、急激に受験者数が増えていました。

 

付属人気の高さを改めて実感した入試でした。

 

 

この流れを受けてか、

 

法政二中では去年よりも応募者が増え、実質の倍率でも伸びていました。

 

 

特に、2回目(4日)の試験では、

 

男子、女子ともに実質の倍率が8倍を超える結果となって

 

厳しい試験となりました。

 

 

 

入試問題を見れば、

 

基礎的な問題を中心に出題されています。

 

同じ偏差値帯の学校

 

(例えば、青山英和、中大横浜、神奈川大学付属など)

 

と比べても基本的な問題を出しています。

 

 

基本的な問題を中心に出題する場合、

 

受験する生徒の質にもよりますが

 

平均点が高くなります。

 

 

法政二中の場合は、ここに高い競争率が加わり

 

さらに合格に必要な点数を高くしています。

 

 

このことは、合格最低点も6割では足りず、

 

7割近くが必要になるなど最低点が高めを維持していることでも証明されています。

 

 

そして、この入試傾向が続く限りは、

 

少しのミスが合格、不合格をわける要因となりつづけるでしょう。

 

 

受験生の中には、模試などで合格に十分な成績を出していた子でも

 

当日の一問、二問のミスで不合格になる子も出てくることが予想できます。

 

 

入試広報の先生もおっしゃっていましたが、

 

ここ2,3年の傾向を分析すると

 

本来なら合格する力がある生徒でも

 

少しのミスで不合格になったケースがいくつかあったようです。

 

 

合格するためには

 

ミスできない状況であるともおっしゃっていました。

 

 

また、問題の難易度が受験する生徒の層に対して

 

易しすぎるということも心配されていました。

 

 

易しい問題であるがゆえに

 

差が生まれなくなり

 

本来なら、法政二中を第一志望として合格していた生徒層が

 

合格しづらくなってきているそうです。

 

 

実際に2回目(4日)の受験生は、

 

入試の前半、つまり、1日から3日にかけて

 

より偏差値上位の学校を受けている生徒が多く、

 

合格数の半分を占めるようです。

 

 

来年度の試験

 

つまり、現6年生が受ける試験では、

 

問題の傾向を大きく変える可能性は低いそうですが、

 

再来年以降は、問題の難易度を変えてくる可能性もあるようです。

 

 

 

すべての教科の平均点が高いので、

 

1科目でも失敗して、合計得点を下げてしまえば

 

取り戻すことが難しくなります。

 

 

こういった状況を考慮すると

 

法政二中に合格するためには

 

しっかりとした基礎力が必要になるとわかります。

 

それも圧倒的な基礎力が必要です。

 

 

 

苦手科目をつくらないという事も必要になりますし、

 

知識分野でも、穴があればその分だけ不利になります。

 

全ての科目で合格ラインに届く力が必要になります。

 

 

 

ただ、RON塾から入学していった子たちのすべてが

 

上にあげたような条件を満たした子たちではありませんでした。

 

 

国語が苦手な子もいましたし

 

6年生から受験勉強を始めたために知識分野を苦手とする子もいました。

 

(この子は、特に理科を苦手としていたと思います)

 

 

この子たちは、本番で算数を8割、時には9割近くとるなどして合格していきました。

 

もちろん、他の教科、苦手教科でも点数が低いという事はありませんでした。

 

得意な科目で大きく点数を伸ばすことで

 

合格をより確実なものにしていたのです。

 

 

だた、得点などは結果にすぎません。

 

 

私が一番に言いたいことは、

 

合格していった子たちに共通しているのは、

 

普段の勉強に手を抜かなかった子たちであるという事です。

 

 

 

一度、勉強に集中すれば周りの声などに流されず、

 

自分の勉強をしっかりとやり遂げていた子たちです。

 

字も丁寧に書き、かつ、速く書けるようになっていきました。

 

 

出来ない問題に対しても、

 

最後まであきらめず立ち向かっていきました。

 

 

今、Aクラスでは社会のクイズを出すようになりましたが、

 

答えられなかった問題があればメモするなり

 

ちょっとしたことでも覚えるための努力をする子たちでした。

 

 

 

苦手な科目や分野は、人それぞれです。

 

ですが、集中するかしないかという事は

 

意識で変えられます。

 

 

 

合格できる子になりなさい。

 

これが、法政二中合格への近道です。

 

 

この学校は、努力をすれば届く学校です。

 

算数なら予備問題

 

理科なら知識のまとめ

 

社会なら合格道場

 

国語は解説を聞いて理解し、復習すること

 

これらをしっかりとマスターし、やり続ければ必ず届きます。

 

 

そして、法政二中より上の学校を狙う子たちにも伝えたいことがあります。

 

 

この学校の問題は基本を中心に出題すると書きました。

 

逆を言えば、

 

この学校の問題でしっかりと得点できなければ

 

より上の学校は狙えないという事です。

 

 

そして、この学校で高得点をとるためには

 

基礎力が欠かせません。

 

 

基礎力を伸ばすために

 

RON塾で行っているのが確認テストです。

 

 

毎週の勉強で手を抜かず

 

しっかりと向かい続けなければ、上なんて目指せないという事です。

 

 

法政二中クラスの学校をねらうなら

 

そして、より上の学校をねらうなら、

 

なおさら強い気持ちで向かわないと

 

簡単に跳ね返されてしまいます。

 

 

入試まで240日。

 

 

 

 

聞くこと

 

理解すること

 

考えること

 

覚えること

 

 

精いっぱい向かい続けてください。

 

 

 

以前もブログで書きましたが

 

頑張っている子は目を見ればわかるんです。

 

 

RON塾は、

 

君たちから、その本気を引き出すための

 

場所です。

 

 

かまい補講は、それをより実体化させるための

 

一つの方法です。

 

 

 

 

周りを見なさい。

 

もう頑張り始めている子はいますよ。

 

すでに6年生だけでなく、5年生にだって現れていますよ。

 

 

 

本気で集中している子には

 

集中しなさいなんて言いません。

 

 

集中しなさいなんて言われているうちは

 

まだまだです。

 

 

 

本気モードになるんですよ。