モジャです。
6年生たちは、入試を意識してスイッチが
本格的に入り始めています。
昨日も、テスト勉強を終えて、各自の入試問題を解いていく子たちがいました。
11月になってくると、
入試も近づいたという実感から不安も出てきます。
その不安を消すために、
色々な問題集に手を出そうとして、
あれもやらなくちゃ、
これもやらなくちゃと
自分が出来るようになるための勉強ではなく、
自分の中の不安を忘れるための勉強をする子も出てくることがあります。
勉強をしているのだから、
いいのではないかと思うかもしれませんが、
不安を忘れるための勉強は、
形だけの作業になってしまい、
意識が目の前の問題に入っていかず、
空回りすることになりかねません。
いろいろな学校の過去問や
市販の問題集を買い集めて
全てに手が回らない状況よりは、
自分の受ける学校とやると決めた問題集に
じっくりと取り組んだ方が
結果は出ます。
これから入試に向けて
一番大事なことは、
目の前の出来ないことを
一つずつ「出来る」に変えていくことです。
今は、たくさんの問題を
とにかく解くのではなく、
きちんと復習までこなせる量で
確実に自分の力にできる勉強を続けてください。
不安から、
先のことが気になってしまうかもしれませんが、
形だけをなぞったからといって、
すべての人に同じ結果が与えられるわけではありません。
成果が出るのは、
それに見合う勉強をするからです。
毎週の確認テストに、
日々のプリント、
授業で扱って間違えた問題、
自分の過去問で間違えた問題の中で、
一つひとつ自分の学力に変えていき、
一点、一点を積み重ねることで、
初めて合格点に届くのです。