モジャです。
今日は、社会で目指すべき目標について書いていこうと思います。
君たちは、受験を意識しだす6年になると、
授業の中で過去のRON塾生たちの話を聞いていると思います。
その中に、「学問の神様」と呼ばれた子がいたのを聞いていると思います。
その子たちの話でもあります。
この子たちの代は、
間違いなく、社会の最強時代でした。
模試を受けても、
ほとんどの子たちが偏差値60が当たりまえ、
力のある子は70という具合で、
入試問題を解かせても、
易しい問題なら低くて7割、
8、9割ぐらいは平均でした。
上位の学校の問題でも、
6割ぐらいが当たりまえ、
7割、8割のラインぐらい超えなきゃという意識が
生徒たち全員にありました。
この子たちの代は、
君たちと同じく、9月ごろには入試問題に取り組み始めました。
そして、始めて2か月ぐらいは、授業内で問題をやらせて、解説という流れでした。
今と同じです。
問題の解説をしながら、
入試問題でもよく出る部分を質問して、
すぐに答えられるようになるまで繰り返していました。
そうしていると、11月ごろから、
子供たちに少し変化が出てきました。
解説をしていると、
何人かの生徒たちが、ダルそうに聞くようになったのです。
これは、授業態度が悪くなったというわけではありません。
「もう見直しのコツはわかったから、この時間にもっと問題を解きたい。」
というサインでした。
それならと、
解説時間は無しにして、とにかく大量に問題を解かせることにしました。
それ以降の授業は、
問題を受け取ったら、それぞれのペースで解き、
解説を受け取ったら、各自で丸付け。
その場で、間違えた問題や正解しても迷った問題を見直しして、
大事だと思ったところにはラインを引いたりしていました。
解説を読んでもしっくりこなければ、
モジャに質問をして、問題で学んだことをどうにかして自分の物にしようとしていました。
そして、見直しが終われば、
すぐに次の問題に取り組むということを繰り返していました。
全ての授業が終わった後も、
迎えを待つ間に、もう一度見直しやノートまとめという流れができていました。
そして、この流れは途切れることなく続き、
問題を積み重ねていくほどに、
問題を解くスピードも上がっていきました。
そして、より多くの問題量をこなせるようになっていきました。
これは、問題を解き続ける中で、
設問の一部を読むだけで答えが浮かぶようになっていたからです。
膨大な問題量の中で得た経験から
求められるものが予測できるようになったのです。
そして、その子たちは受験近くになるころには、
「社会は大丈夫」が口癖になっていました。
少しひねられた問題でも対応できるようになっていて、
社会を入試前に追い込む必要はありませんでした。
最後の1か月間は、
各自の入試問題を解くぐらいで、
その浮いた時間をほかの教科に回していました。
それでも、実際の入試で合格ラインを下回る子というはいませんでした。
そして今、
モジャは、この時を超える状況をつくろうと思っています。
良い授業やいい教材も大事なことですが、
それぞれが本気で問題をとき、本気で見直すこと以上に効果的な勉強はありません。
本気で出来るようにすると決めて、
行動し続けることが大きな差をつけるのです。
模試の結果を見ても、それを可能にする下地は出来上がりつつあると思います。
あとはたくさんの問題量と丁寧な見直しをこなしていけば、さらに伸ばせます。
残りの約70日間、
君たちの本気を引き出すために頑張っていきます。
君たちも本気で勉強していきましょう。