モジャです。
4月7日、緊急事態宣言が発出されました。
RON塾としては、
このことを真摯に受け止め、
塾にいる子供達の命を守ることを第一に、
あらゆる手段を考えてきました。
そして、命を守ることと同時に、
子供達が持つ可能性を守る手段も模索してきました。
コロナの件については、たびたび「三密」と言われてきました。
「三密」と言われるように、コロナ対策として最も推奨される手段は、
物理的な接触を極力減らすという事のようです。
今回の宣言を受けて、多くの学習塾が休校し、
WEB授業に切り替わっているのも承知しています。
このWEB授業は、密集、密接、密閉を避けるための手段なのでしょう。
その流れを見て、「RON塾も授業の動画配信でもしようか」なんて考えたこともあります。
また、「勉強なんて、後でもできる」という考えがあるのも理解しています。
今回のコロナに関しては、その「後」がいつ来るか分かりませんが…
ですが、受験生にとっての一年は、今、この瞬間も過ぎていきます。
もしも、授業を休んだり、
WEB授業に切り替えて、単元がうまく進められなくなれば、
受験生にとっても、次の受験生である5年生にも大きな影響をもたらします。
そのことを考慮すれば、受験生たちにとっての最善の方法は
感染の可能性を極力下げた上で、
塾に来てもらい、一人ひとりに目をむけて行うやり取りではないかと考えました。
その過程を経て、RON塾として最大限できることは何だろうとアイデアを出し合い、
次の3つの策をとることにしました。
まず、各学年を2つのクラス(グループ)に分け、
通塾日をずらします。
また、従業員も、通常時より出勤時間を大きく減らしていきます。
これで、子供一人ずつの一日当たりの接触人数を70%以上下げることができます。
これは、密集を避けるためです。
次に、一教室内に入る生徒数を可能な限り減らし、
机の配置を工夫して、
生徒たちの席の間隔を前後左右2m離すことにしました。
これで、密接状態を避け、
咳、くしゃみにともなう飛沫に触れる可能性を下げることもできます。
そして、空気清浄、送風を行い、
そのうえで、窓、ドアを開けて
換気を欠かさないことで密閉状態を避けていきます。
そして、本日、
この3つの策を徹底することで、
「三密」の「密集、密接、密閉」を避けることができると判断し、
RON塾は、明後日の4月10日より授業を再開することにしました。
※明日、4月9日は、急な変更による混乱を抑えるために、
各家庭への連絡日として授業をお休みさせてもらいます。
また、クラスの割り当てによっては、11日から授業開始の生徒もいます。
ただ、今回の対応では、残念ながら4年生は5月6日までお休みとなります。
理由は、教室内で2mの距離を保つことを優先すると、
クラスがまわらなくなるためです。
塾に来ると、うれしそうに笑顔を浮かべている子たちがいるのを知っている分、
今回の対応しか取れない自分たちの力不足を申し訳なく思っています。
本当に申し訳ありません。
その分、4年生のお休みになる期間のことについては、
誠意をもって対応させてもらいます。
5年生、6年生も、
今回の対応で、今まで当たり前に塾で顔を合わせてきた友達とも
5月6日まで塾で顔を合わせることが無くなります。
それに、今まで以上に予防を徹底するため、
友達同士の接触を避けるように指導もしていきます。
また、今まで行ってきた「かまい補講」もなくなります。
「かまい補講」で中心的に行ってきた暗記などの勉強は、
各自、家庭で行ってもらうことになります。
これは、各ご家庭での協力もお願いしようと思っています。
きっと、寂しい思いや窮屈な思いもするときや、
戸惑うことがあるかもしれません。
ですが、一緒に今回の難局を乗りこえられれば、
きっと、君たちは大きく成長できると信じています。
こういう大事が起きた時こそ、人は試されるのものなのです。
だからこそ、今まで通り、いや、今まで以上に
自らの意思をもって、やるべきことに取り組んでいきましょう。
ロンちゃんを始め、RON塾のみんなも、
君たちの可能性を最大限に発揮できるように頑張っていきます。
一緒に頑張って、乗り越えていきましょう。