モジャです。
昨日、一昨日は、社会の演習日でした。
問題を通して、毎日のように生徒たちとやり取りをしていると、
いろいろな個性が見えてきます。
特に、質問の仕方には、よく個性が表れている気がします。
問題で行き詰まる度、小まめに質問をする子
ある程度の質問する問題が溜まってから来る子
授業以外の1対1の対面で質問して安心する子など様々です。
その中で、気になる質問の仕方をする「子」、もしくは「子たち」がいます。
演習問題を用意している側からすれば、
基本的問題の中に、多少は頭を使わせる問題も入れているので、
ある程度の質問が来るのは想定内です。
ですが、その子たちの質問する問題の多くは、
テキストを読んだりすれば、もしくは、チェックした部分を見ていけば
答えにたどりつけるような単純な問題だったりします。
そういう質問をされた場合、
「テキストに書いてある」と答えを探すように言い、
それでテキストをもう一度読み返してもらい、「あった」なんて解決することが多いのですが、
気になる子たちの多くは、「書いてない」と即答することが多いです。
そこで、こちらが折れて答えを教えてしまえば、本人の対応力が育ちません。
なので、「テキストに絶対書いてあるから、もう一度よく読みなさい」と返答します。
それに対しても、お決まりと言えるほどに「読んだけどない」とか
ちらりとテキストを見ただけで「読んだよ。でも、書いてない」なんて言われてしまいます。
今回の話は、そういった質問の仕方をするなと批判するものでも、
特定の誰かだけの話ではありません。
もうちょっと「気づき上手」になってほしいという話です。
また、今回の例に当てはまるような子の多くは、
覚えることにも時間がかかったり、同じ漢字の間違いなどを繰り返していることが多いです。
前の週で覚えたことを活用すれば、新たに覚える漢字などを減らせるのに、
まるで、まったく新しい記号でも覚えるように暗記して時間を浪費しています。
そんな風に、自分から問題や文章に歩み寄っていければ解決することを見逃してしまっている気がします。
そういう「気づき下手」は、社会に限らず、国語でも損をしてしまいます。
設問と同じキーワードが書かれている本文の箇所を読み返せば、
答えにたどり着ける問題に気づけなくなってしまうからです。
きっと、このような話は算数や理科でも当てはまるのではないでしょうか。
自分が以前に習ったことと共通している部分を見つけたり、
問題とテキスト、もしくは本文の共通する部分を見つける。
そうすることで、少し覚えることが楽になったりするものです。
それに、そういった「気づき」は、本質を理解することへの第一歩だと思います。
その「気づき」を得るために大事なことは、自分から問題へ歩み寄っていくということです。
問題に歩み寄るために「よく見て、よく読む」
案外、勉強での行き詰まる部分の多くは、
この2つを意識していければ、解決していくことが多い気がします。
もしも、「よく見なさい」とか「よく読みなさい」なんていわれたら、
素直によく見て、よく読んでほしいと思います。
意外と近くに答えはあるかもしれませんよ。
さて、今日は、Bクラスの確認テストです。
よくプリント類を復習しておきましょう。
では、塾でお会いしましょう。