モジャです。
覚えるというのは、勉強嫌いな子からすれば、面倒くさくて嫌なことです。
勉強をしない子というは、まず、この「覚える」ことから逃げようとします。
こういう話をしていると、
「覚えられる子は、頭がいいんだよ」と言いわけをされることが多いです。
ただ、少なくない子供たちを見てきた側からすれば、
覚えることに限れば、頭の良し悪しの影響は少ないような気がします。
もちろん、頭がよくて要領のいい子は、少ない時間で覚えてしまいます。
でも、「自分は頭が悪い」なんて思っている子でも、時間をかければ、しっかりと覚えることはできます。
ただし、時間だけをかければ良いというわけではないのは、お分かりいただけると思います。
ただ、ボーっとプリントを眺めるだけでは、
瞬間記憶ができるような特別な才能がない限りは覚えきれません。
効率的に時間を使わなくてはいけません。
何度か、塾内でも言っているように、
小分けにして、短時間で集中して覚える。
覚えたら、自分テストをして確かめる。
そうして、範囲のすべてを覚えたら、
最後にまとめて全体をテストしてみる。
こういう工夫も必要です。
そして、もう一つ言えることがあります。
覚えることを苦手にしている子に限って、
覚える時に、まるで無味乾燥な記号の羅列を覚える作業のように捉えていることが多いように思えます。
例えば、6年生で行っている歴史なんて、いい例だと思います。
今週の範囲に出てくる「武家諸法度」と「禁中並公家諸法度」も、
大名、つまり、武家に対するものとか、
禁中は、皇居、天皇という意味を持つなど、
言葉へのイメージを持っていると違いも判別しやすくなります。
ただ、こういうイメージは、
テキストなどを一人で読み進めるだけではしづらいと思います。
だからこそ、授業があるのですし、我々がいるわけです。
昨日の授業前も、
社会の小テストに向けて、早く来た子たちが問題を出し合っていました。
中には、人物の名前をあげて、どのような人物なのかなど、
言葉だけでなく、本当に理解して覚えているかも確認していました。
きっと今日も、
授業前や小テストの前に、何度か質問されると思います。
それでいいんです。
分からないというのは、恥ずかしいことではありません。
むしろ、わからないことをそのままにしておくほうが、
後で、もっと恥ずかしい思いや悔しい思いをすることになります。
せっかく、塾が開いているのですから、
ドンドン質問して、理解を深めていってください。
そういう理解しようとする姿勢は、次へのつながりを生み出していきます。
さて、今日は、Aクラスが小テストとプリント演習です。
Bクラスの皆さんは、確認テストに向けての勉強です。
自分で理解しようと、攻めの姿勢で頑張ってください。