モジャです。
金曜日の5年生の授業は、なかなかいい感触でした。
地理の復習の後は、テストに向けての演習をするという流れに慣れてきたのか、
おしゃべりもしつつですが、勉強に向かう雰囲気ができてきています。
用意したプリントをすべて終えられる子が増えています。
そして、今日のテストの出来も、すごくよかったです。
これからも、もっともっと頑張れる子に成長していってほしいと思います。
さて、6年生のこれから先について、少し書こうと思います。
明日は、午後1時から模試が始まります。
初めて、模擬試験を受けるという子もいるはずです。
そして、もう少しすれば、夏期講習です。
例年通りなら、夏期講習中に社会の基礎知識を固めるために動いていくのですが、
今年の夏期講習は、コロナの影響から特殊な状況にあります。
そのため、日曜日の授業を開始し、復習内容をテストに加えて、
夏期講習にまとめて行う基礎知識の復習を始めています。
そして、9月からの模擬試験の問題、入試問題演習などの総合問題へと移っていく予定です。
総合的な問題になってくると、これまでのような毎週の単元だけからの出題とならないので、
問題と蓄積してきた知識を結びつける力も必要になってきます。
うろ覚えだったり、穴だらけの知識では、思うように点数へと結びつきません。
ならばと、すべての知識を覚えようとすれば、膨大な量になり、
覚えても時間の経過の中で忘れる部分も出てきます。
これは、一度にすべてを覚えようとすると、どうしても形だけで覚えてしまう子がいるからです。
形だけで覚えようとすればするほど、時間経過で忘れる割合も増えてしまいます。
では、覚えた知識を忘れないようにするためには、どうすればいいのか。
答えは、シンプルです。
覚えた知識を、何度も使うことです。
具体的には、様々なパターンの問題を解きまくることです。
そして、問題と向き合いながら、時には、間違いながら覚えていくのです。
そのためには、これから先、テストで良い点を取るためだけの勉強ではなく、
「出来なかったこと」を「出来るように変える」という意識をもって勉強することが必要になってきます。
ここ最近は、土曜日に確認テストの単元と出題内容が被る入試問題を探しだして、いくつか解かせてきました。
その問題の解説の時にも、問題から派生して色々と問題を投げかけてきました。
モジャの出す問題に、すぐ答えが思いつかない子もいたと思います。
そういった時に、どのように行動するかが、これから先を大きく変える要素になってきます。
目の前に現れた「出来なかった」を、メモするなどして覚えようとするのか。
それとも、誰かが答えたからと終わったことにしてしまうのか。
その時は、たった一問の差にしかならないかもしれません。
ですが、積み重ねれば、大きな差になっていきます。
毎週のテストや、受けた模試の成績が良くても、
「出来ない」を「出来る」に変えようとする気持ちをもって勉強に臨まなくては、
簡単に追いつかれ、追い抜かれてしまいます。
これから先の社会は、夏期講習では毎回、小テストをする予定です。
秋からの入試問題演習では、解説の中で入試のポイントとなる部分をどんどんぶつけていきます。
これは、全員が即答できるようになるまで続けていきます。
そうして、覚えた知識を忘れる前に、知識を使わせていきます。
だからこそ、これからの勉強では、「出来なかった」を「出来る」に変えようとする気持ちを忘れないでください。
出来なかった問題は、過去のことです。
それを、「今」の行動で、出来るように未来を変えていくのです。
出来なかった過去にこだわりすぎず、出来るようにしようと前を向いて歩き続けるのです。
その気持ちさえ忘れなければ、必ず、学力は伸びていきます。
そして、それこそが、それぞれの素敵な未来にたどり着く近道になっていくはずです。