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集中

モジャです。

 

何かを覚えるという時。

 

大まかに分類すると、早く終わる子達、時間のかかる子達の2つのグループに分かれます。

 

それぞれのグループに属する子達を見ていると、覚えるのが早い子たちは、すぐに覚えるための作業、動作に入ります。

 

逆に、覚えるのに時間を要する子達というのは、覚えるための作業に入っても、別の行動をとり始めます。

 

シャーペンの芯を確認したり、ペンの種類を確認したり、たくさんのペンを持っていれば色を並び替えたり、

 

筆箱にいろいろと入っている子であればあるほど、いじるものが多く覚えること以外に意識をもっていかれている様子です。

 

ほかにも、爪をマーカーで塗ったり、爪の隙間をシャーペンでほじったり。

 

それの行動をしている子に対し、集中するように言っても「自分は集中している」と言われることが多いです。

 

こういうことを書くと、不真面目とか勉強する気がないと感じられるかもしれませんが、当の本人たちの意識は本当に勉強しているつもりなのです。

 

当然のことですが、いくら本人が集中しているつもりでも、関係のない行為を交えながらの勉強は非効率です。

 

その結果、ある一定の成果を出すためにかかる時間が長くなっていく。

 

長い作業の合間にはちょっと息抜きがしたくなる。

 

すると、自然とペン先をくるくる回してパーツを分解したりしたくなるわけです。

 

さらに、勉強に時間がかかった子は、勉強や暗記はめんどくさいことと意識するようになります。

 

すると、ますます勉強を始めるとペンの分解などをしたくなるわけです。

 

 

みんな同じ時間の中で過ごしています。

 

覚え始める時間もそう変わりはしないと思います。

 

ですが、覚え終わる時間に差が生まれます。

 

その原因の多くは、時間の使い方です。

 

物事をより面倒くさくしているのは、自分の行いかもしれません。

 

ペンいじり、指遊び。

 

もったいない時間の使い方ではありませんか。

 

その時間分、勉強が早く終われば、何か別のこともできるように思えます。