モジャです。
ここ数年の子達を見ていて感じていることですが、
だんだんと字を書くことが苦手な子達が増えてきている気がします。
漢字の形の違いに気づけないことが多く、お手本と自身の書いた間違った字を見比べても間違えた部分に気が付けない子達がいます。
もちろん、中には字に関して苦労していない子達もいますので、その子自身の問題と言えなくもないです。
ただ、最近の様子を見ていると、だんだんとひどくなっているようにしか思えません。
漢字が読めない、書けない。
こういったことを放置していると、社会や理科の暗記だけでなく、国語の文章読解にも影響します。
もしかしたら、算数の文章問題にも影響するかもしれません。
いえ、すでに影響しているであろう子達を何人も知っているので、影響すると言っていいと思います。
そして、字を書くのが苦手な子の多くは、見るだけで言葉を覚えようとしています。
もしも、見るだけで完璧に覚えられるなら天才だと思います。
モジャはそんな天才ではないと自覚しているので、基本的に書いて覚えます。
皆さんはどうでしょうか。
いろいろ書きましたが、見て覚えようとする子達の多くは書くのが面倒くさいのです。
面倒くさいから手間をおしんで、楽に覚えようとする。
研究結果も出ていますが、見ることだけで覚える場合、人間の脳はすぐ忘れてしまうそうです。
だから、結果も出ず、もう一度、やり直しになる。
そして、さらに面倒くさいと感じる。
どんどん悪循環になります。
そういった子達に、よく覚え方を聞かれます。
必ず、「細かく分けて書いて覚えて、一通り覚えた後にテストをすると良い」と伝えています。
たいていの場合、いやな顔をされます。
きっと、覚え方のようなものがあって、そのやり方をすれば楽に覚えられると考えていたのでしょう。
残念ですが、そんなものはありません。いや、私は知りません。
社会の知識量は百や二百では足りません。
語句の意味や流れ、つながりなどを含めば、もっと多くのものを覚える必要があります。
でも、百の言葉をいきなり覚えようと言っても、なかなか大変です。
あまり覚えてこなかった子には、もっと苦しい物に感じられると思います。
では、10個の言葉を覚えようとする場合の印象はどうでしょう。
もっと楽に感じるのではないでしょうか。
しかも、短い時間で終わりそうではないですか。
だから、モジャは少ない数に分けて、覚えなさいと言うんです。
きっと、このやり方の方が、最初から最後まで覚えるよりトータルで費やす時間も少なくなるでしょう。
一度に覚えきれる分を書いて覚える。
これの繰り返しが一番だと思います。